3ASteel社「3ABlock」製品への一本化についてのご案内
さて、弊社関連、有限会社泰徳では2020年より約6年間にわたり、日本国内にてBETONBLOCK製品を取り扱い、その品質維持と普及に努めてまいりました。しかしながら、販売会社BETONBLOCK社と製造元3ASteel社の分裂を契機に、品質・互換性・サポート体制に重大な問題が生じたため、2025年11月をもちましてBETONBLOCK製品の取り扱いを終了し、今後は3ASteel社「3ABlock」製品へ一本化することを決定いたしました。
しかしながら私たちの目的は変わりません。我々は元来、生コンクリート製造業者であり、弊社がここまで取り組んできた最大の目的は、規格のなかった残コンブロックを「規格化」し、誰もが使いやすいインフラ資材として普及させることにあります。そのための手段が、かつてはBETONBLOCK、現在は3ABlockへと移行しただけであり、完成したブロックの目的や使用性に違いはありません。
下記に、経緯をご報告申し上げます。
BETONBLOCK製品取り扱い終了に至った経緯
● 2025年2月:大幅な仕様変更の発覚
納品された型枠に重大な仕様変更があること、さらに旧仕様型枠がすでに生産終了していることが判明いたしました。旧仕様をご使用のお客様へのサポートが困難となり、深刻な問題となりました。
● 事前通告なしの仕様変更
旧型枠在庫が尽きた段階で、日本側へ変更時期の連絡なく新仕様へ移行。
また「互換性あり」とされていた部材にもサイズ・形状の変更が見つかり、現場で混乱を招きました。
● 2025年3月:ユーザー保護のため3ABlock取り扱い開始
旧型枠との互換性を確保するため、泰徳では2025年3月より3ASteel社製品「3ABlock」の取り扱いを開始いたしました。
この対応については、BETONBLOCK社オーナーへ正式に通知した上で行っております。
● 型枠仕様の無断変更と品質低下
十分な検証のないまま仕様変更が行われた結果、以下の主な変更がありました。
・L型2分割 → ボルト固定式4分割への変更
・鉄板厚みを 4mm → 2.5mm へ薄板化
・溶接箇所の大幅削減
・面取り位置のミスによる脱型不良
その結果、型枠の変形や、生コン投入のみでの溶接外れなど、重大な品質問題が現場で報告されました。
● 改善要望への不誠実な対応
泰徳より技術的な指摘と改善案を複数回提出したものの、BETONBLOCK社の対応は非常に曖昧でした。
•明確な回答を避ける
•「問題はない」と根拠なく主張
•改良版でも脱型の問題は改善されず
•2回目の改良型で「すべて解決」と一方的に打ち切り
など、根本改善に向き合う姿勢が見られませんでした。
● 2025年6月:日本での販売停止・売上ゼロ
品質問題が解決されなかったため、弊社では6月よりBETONBLOCK製品の販売を事実上停止。
以降、日本国内での売上はゼロとなりました。
● 売上減少と3ABlock取扱いを理由に、BETONBLOCK社が一方的に契約解消を通告
泰徳はユーザー保護のため3ABlock取扱いを判断し、その旨を事前に通知しておりましたが、BETONBLOCK社はこれと売上減少をを理由にパートナーシップ解消を一方的に通告してまいりました。
● BETONBLOCK製品をご希望の方へ
BETONBLOCK製品につきましては、2026年1月に日本で新たな代理店が設立される予定と聞いております。今後はそちらで購入が可能になる見込みです。
●市場の混乱を避け、今後も普及促進に努めます
弊社と泰徳は一貫して市場の混乱を避け、残コンブロックの規格化と普及を推進する立場を貫いてまいります。
引き続き、お客様が安心して製品をご利用いただける環境づくりに努めてまいりますので、変わらぬご愛顧を賜れましたら幸甚に存じます。








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